ダーツの歴史
14世紀頃イギリスで生まれたスポーツ。
薔薇戦争の頃、兵士がワイン樽に向けて矢を放つ遊びから始まったとされ、やがて、矢を手で投げるようになり、現在の短い矢に変化した。また、的もワイン樽から木を輪切りしたものへと変化し、木の年輪や乾燥によるひび割れが現在のダーツボードの得点システムの基となっている。現在の得点システムを作成したのは1896年のイギリスとされ、歴史は浅い。ブリッスルボードが発明されるまでは木の輪切りを用いたが、矢が刺さりやすくするために水につけて柔らかくしていた。だが、使い込むにつれて木が傷み、不快な臭いが発生する問題があった。
現在のブリッスルボードは船舶用ロープに用いられるサイザル麻を圧縮して輪切りにしたものである。初めてブリッスルボードを作成したのは、イギリスのノドア社であり、社名の由来は"No Odor"(臭わない)。
ハードダーツのゲーム
世界選手権など公式競技では501ゲームと言われるルールで行われる。
投げる順番を決めるために、お互いに一本ずつの矢をダブルブル(中心)に向かって投げ、近い人を先攻とする。これを「ミドル・フォー・ディドル(センターコーク)」と言う。
ゲームは、通常、オープンイン(ストレートイン)・ダブルアウト(ダブルフィニッシュ)で行われる。これは、
* 最初の得点に対しての制約はない(ダブルで得点するまで得点の認められない「ダブルイン」といったルールも存在する)。
* 最後の得点はダブル(1〜20あるいはブルのダブル)でなければならない(この制約がない場合は「シングルフィニッシュ」などと呼ばれる)という意味である。
先攻の人から、3本ずつ矢を交互に投げる。そして、ささった矢の得点を持ち点である501点から引いて行き、先にゼロ点にした人の勝ちとなる。
例えば40点残っている場合、ダブル20を狙って1本目がシングル20に入った時は、残り20点となり、次の2本目の矢はダブル10を狙える。更に 2本目がシングル10に入ってしまった時は残りが10点なので、3本目はダブル5を狙う事になる。また、40点残っているとき、ダブル20を狙って、1本目がシングル5に入ってしまった場合は、残りが35点で、奇数になりダブルがないので、2本目は奇数のマスに入れて偶数に直さなければならない。得意なダブルが打てるようにするために大きい点数からのアレンジが重要になってくる。
残りの点数が0点を下回ることをバースト(BUST)と言い、その回の点は無効になり相手と交代し、次の順番にその前の回終了時の点数からやり直しとなる。例えば残り40点で「シングル20→ダブル12」と入れてしまった場合、最初のシングル20も無効となり、次の自分の番は残り20からではなく残り40からとなる。ダブルアウトであれば、ダブル以外で0点になったり、残りが1点になっても同様にバーストとなる。
先攻がゼロになったらその時点でそのゲームは終了であるから、後攻の人は不利ということになる。そのため後攻の人間がゲームを取る事を、テニス同様に「ブレイク」と呼ぶ。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』